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2002年4月号
・・・「春の嵐 蔵開き 後日談」・・・
 春がドッとやってきました。
 桜も咲けば菜の花もと、待った無しの早さです。
 春一番も吹き荒れて、ちょうど翌日の蔵開きに向けて準備中だった米倉は、半分開いたシャッターの入り口から突風が吹き込み、小一時間吹き荒れた後、シャッターを大破して突然収まったのでした。
 まるで暴れ龍のように風にあおられて「ガッシャーン ガッシャーン」とのた打ち回るシャッターの姿は、薄暗闇の中この世の物とは思えないほど、なにやら恐ろしい光景でした。
 ましては、「蔵開き」は毎年自慢じゃないが、好天に恵まれたことは一度もない。
 大雨、横殴りの雨、氷雨、はたまた大風、雪あられ・・・。
 今年は一体どんな天気になるものかと溜め息をついても誰も責めはしないでしょう。
 ところが、「蔵開き」当日はうって変わって穏やかな陽射しが降りそそぐ(奇跡のような)晴天。
しかも、これまでで最高の1万人強の「飲み人」のみなさまにお越しいただき、蔵元一同大変感謝いたしております。
 「蔵開きにお越しいただいた皆様、ありがとうございました。」
 この「蔵開き」は日本酒が生き物であること、また、日本酒は「できるも」のではなくて「造るもの」であること、そして日本酒のおいしさを伝えるという目的のもと開催して、おかげさまで早6年となりました。
 そして、来場者のみなさまが年々増えてくださることに、私ども何よりの喜びを感じております。
 ところで、蔵開きと時期を同じくして3月に「富士がすみ」という純米大吟醸の一番垂れの発売を開始しました。
 蔵開きでも、来場者の方に少々試飲していただいたのですが、当蔵の蔵元は以降この酒にはまってしまっているのです。
 「おい!蔵開きで飲んだんだけど、富士がすみ、ありゃァうまかったぜ。あと何本ある?もっとPRしろよ・・・あんな美味い酒、皆さんに飲んでもらわにゃァ損だ!!!」
 との具合・・・
 事あるごとにそんなように申しております。
 蔵元がはまるくらいに美味い酒・・・桜の花は散りかけていますけどまだ間に合います!
 「春の霞に散桜、そしておいしい富士がすみ」
 ちょっとおいしい贅沢などいかがです・・・
 

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