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2003年1月号
・・・「すっぴんのお酒」・・・
 新年明けましておめでとうございます。
 皆様はこの新年をどのようにお迎えになりましたか?
 ここ柚野の里の近辺の山々に、この季節には珍しく連日雪が降り、時ならぬ雪国の様相を呈しています。
冷たいみぞれ交じりの雨も多く、いつになく冷え込む新年となりました。(もちろん富士錦では寒さ大歓迎です。安定した酒造りには、寒さは必需品なのです。)
 そんな中、蔵からはしぼりたて原酒を筆頭に、「純米ふなくち」「純米吟醸ヌーボー」と次々に新酒が搾りあがり、蔵内には清冽な緊張感がみなぎり、社内は電話が鳴り、皆の声が響きあう、一年でも最も活気があふれる毎日です。
 ところで、この新酒たちはみな「無濾過生原酒」というスタイルです。
 これは、一度も火入れ(加熱殺菌)せず、濾過をせず、割り水もしないでビン詰めした、つまり「すっぴんのお酒」です。
 アルコール度数がやや高く、搾りたてのフレッシュさと蔵内の味そのままをお届けすることを大切にした旬のお酒です。そのため、数量を限定して販売しております。(「しぼりたて」は除く)
 ここ数年、この「無濾過生原酒」というタイプのお酒が、業界の中でも非常に人気を博して参りました。 きっと、蔵の個性がそのまま映し出されているお酒だからだと思います。
 なんといっても、「すっぴんのお酒」ですから・・・
 そして、作り手の顔が見える酒、そんなお酒とも言えるでしょうか。
 きちんと造ってある蔵のお酒は、素直に「ああ・・おいしい」と言ってもらえると思います。
 富士錦が、このスタイルの「しぼりたて原酒」を手がけて二十数余年。
 「お正月にはこのお酒・・・」と、地元の皆様に愛されてきた事を、何よりの誇りと思っています。
 そして、この冬には3種類の新酒を発売できるようになりました。
 特に、「純米ふなくち」の人気が高く、蔵元もびっくりしております。
 この新年は、ふくいくとした新酒でお迎えいただいていますか?
 

蔵元便り・柚野の里からのバックナンバーは、左のリンクからご覧ください。
 
 
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