2008年12月の日記
2008年の仕事も、間もなく終わります。
今年は、我々にとって身近な「食の安全」が問われた一年だったように思います。我々が、以前から当たり前のように取り組んできたものに、今さらスポットライトがあたるという事は、遅すぎたようにも感じました。でも、これで皆さんの食の安全に対する関心は、より深いものになったでしょう。
2009年も、皆さんに喜んでもらえる、安心で美味しい酒を醸していきたいと思います。来年もどうぞ宜しくお願い致します。
(2008.12.31[Wed])

朝、仕事の合間に上を見ると、今日は風が強く空が澄んでいて、とても静かです。間もなく朝日が昇る…という富士山は、まるで凍っているかのよう。今朝は蔵でマイナス4度だったので、頂上ではマイナス20度くらいでしょう。これから温かい朝食です。
2008.12.28[Sun]

今日も黙々と、ざるに入った酒米を、キレイに洗います。ストップウォッチで時間を計りながらですが、手際よくやらないと仕事が詰まってしまいます。

米に水分を与える→米同士を均一に摩り合わせ、ぬかが落ちるまで丁寧に何度も手を触れずに洗う→別のキレイな水の入った桶で米に水を吸わせる→水から米の入ったざるを上げ水を切る

この一連の作業を大吟醸の場合9分間で行い、この作業中に次の作業の段取りを行います。みんな小走りで作業します。しかも緊張します。
2008.12.20[Sat]

いよいよ大吟醸の仕込みが始まりました。キレイに精米された酒米が、何十個ものザルに取り分けられ、せっせと手際よく洗われます。今年の米は、見た目はキレイです。割れも少ないですが、水を吸わせる為に浸漬すると、若干割れが出ました。でも、いつもの年よりかなり良いです。この米は、精米歩合が40%で、玄米の外側6割を削って、残った中心部分だけを使います。
これから、眠れない日がしばらく続きますが、良い顔でお正月を迎えたいと思います(^・^)。
(2008.12.17[Wed])

先週、熱海の水を使用した新しい純米酒「あたみ」が発売されました。このチャレンジに、熱海で有名な来宮神社へ仕込みの合間をみて願を掛けに行きましたが、なんとこの神社、禁酒の神様でした…
(・_・;)。
「禁酒と言わず、ここはなんとかご理解を…」と、お願いしながら帰ってきました。香り高くマイルドな味わいに仕上がり、今のところ順調に売れているようです。これが熱海の活性化になればイイな…と思っています。熱海市内の酒屋さんで好評発売中です!
(2008.12.16[Tue])

本日、ようやく今年の新酒がしぼれました。今年のお初です!もろみをしぼる槽口から垂れ落ちてくる新酒を、きき酒するときの緊張といったら…。微かに口に含み、香りとあたりをききます…。
思わずホッ(^o^)とするいつもの味わいに、安心しました。新酒特有のちょっとした苦味はあるものの、新酒とは思えないほどの柔らかさと、華やかな香りに一安心。これでようやく新しい「酒林(杉玉)」に掛け代えられます。今日しぼった「富士錦しぼりたて原酒」は、間もなく発売です。
(2008.12.1[Mon])


 
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