
早朝の夜明け前に、外の駐車場でトラックのガラガラというエンジンの音が聞こえてきます。原料米が、トラックに載せられて全国各地から運ばれてきます。いよいよ仕込みが忙しくなってきました。
毎年、お米を200トン以上使いますが、私が知るこの25年で不足したのは平成5年と24年の2年だけです。この2年は原料が無いうえに米価が上がり、原料の予算をオーバーして冷や汗をかいたりしました(^o^;)。平成5年は政府がタイ米の輸入を促進したり、平成24年は備蓄米を取り崩したうえに、お米以外の主食をTVで紹介したりなど、色々と頭を使って乗り切ってきました。この年の酒造りでは、翌年の仕込みを早めて仕込み本数を増やしたり、よそで予約されていたお米のキャンセルを待ったり、八方手を尽くして行っていました。ホントに苦労しましたね〜。
今年は豊作なのでそんな心配も無いですが、仕込み作業に集中できるのはありがたいです。