
大阪桐蔭の春夏連覇というスゴイ偉業で幕を閉じた夏の甲子園大会。秋田の金足農の躍進も実に見事だった。何より楽しそうに野球をしている姿、仲間と互いに健闘を称えあい、助け合い、一体感を楽しむ姿は、団体スポーツの醍醐味だ。見ていて実に気持ちいい。
相撲もそうだが、郷土力士を昔から応援する風習はあって、それがその地域のほまれであったり郷土愛、地元民の誇りとなって、その地域の人たちの一体感を生み元気にするものであったと思う。
今回の秋田の高校もそれに当てはまると思うが、一方で決勝戦は都会対地方の構図になっていたようにも感じる。決勝に臨む際「秋田の代表として、全国の農業高校の代表として…」という選手の言葉は、今までにない背負い方だ。日本は農業国、農業に従事する人たち全てがこの一言で応援したくなる構図になったと思う。「がんばれニッポンの農業!」みたいな…。一所懸命に取り組む姿は全力で校歌を歌う姿にも表れており、この瞬間を大事にしている姿は感動モノだ。
一所懸命は応援したくなります。にしても、そんな意味でも地方は高校野球との距離感がとても近いんだなと感じた大会でした。また来年が楽しみだ!(^-^)