蔵元便り 柚野の里から

2003年07月

山羊の赤ちゃん

 先日、近くのホールアース自然学校から娘に電話をいただきました。
娘に聞くと、自然学校の山羊に赤ちゃんが生まれたので見においでというお誘いの電話だったそうです。
自然学校には、3年前より「酒造り体験プログラム」という舌がなるような講座が開設され(酒造りは富士錦が舞台)以来家族ぐるみでお付き合いさせていただいているのです。
自然学校のログハウスの前の木漏れ日の下では、まさに「バンビ」の世界が繰り広げられ、心和む暖かな時間を過ごしました。
ちょうどその折、校内にあるさくらんぼの木に、赤い実が実っていました。
「去年はこんなもんじゃなく、ぎっしりと実がついたけど、今年は裏年かな・・・。去年の半分も実ってないよ。でも、誰が食べるって、鳥が一番おいしいときにみんなで来て「ワッ!」と一日でみんな食べちゃうんだから、今のうちに皆で採って行って・・・。」ということで、初めてさくらんぼ狩り?を体験させていただきました。
今年はさくらんぼをはじめ、梅やびわなど、果実に裏年のものが多いようです。
大きな自然の流れでしょうか・・・不思議です。
最近、「お酒造りの体験をしてみたい」と願う方々が増えていらっしゃいました。
これも自然の流れなのでしょうか?
今年はそのご希望を当蔵でかなえられた方々が数十人。田植えから仕込まで、年4回の体験を積まれると、お酒も一層おいしくなる、らしいです。
中には、「富士錦を勝手に応援する掲示板」というホームページを個人的に作ってくださる方もいて、蔵元としては本当に嬉しい限りです。
皆様のご期待の添える日本酒を造り続けていこうと、改めて思うこの冬の造りでした。
そんな思いをこのたび、「富士錦通信」という手書きの新聞にて、先月6月に創刊いたしました。

素顔の富士錦を皆様にという目標で、刊行していきたいと思います。(目標 年4回発行)。
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