蔵元便り 柚野の里から

2007年03月

蔵元見学

5年前に植えた早咲きの河津桜が枝先からピンクに咲きはじめています。春のような2月ですね。おかげで畑の野菜も今年は、大物ばかり。丸々と太った大根は、重さ5キロ級がぞろぞろしています。
ところで、今年の2月は蔵元見学の多い月でした。その年によって傾向が違うのですが、今年は例年より多くの方が、富士錦にいらっしゃいました。
 先日は、バイヤーと呼ばれる仕入のプロの方が、朝5時から、 酒造りの工程をご覧になられました。まず、びっくりされたのですが、富士山の麓の自然だったようです。
夜明け前の真っ暗な中、車を降りると、手が届くような近さで黒く聳える富士山と満天に輝く星がまず出迎えました。
その壮大なプラネタリウムに流れ星を発見されたそうで、蔵に入る前から非常にワクワクされたそうです。約6時間かけて丹念に酒造りをご覧になり、酒が生き物であることを体験され、非常に熱意あるお言葉を頂きました。
また、近くのホテルからオプショナルツアーで、見学された大阪にお住いのご夫婦から次のようなお葉書をいただきました。
「二月も下旬、あの眺めた美しい富士の姿が今も目に浮かびます。

・・・私どもは、大阪に住居しておりますので、京・伏見あるいは兵庫の伊丹や西宮なども近く酒造会社の見学なども何度か参りましたが、 富士錦さんのように、実際に作業をなさっているそばで、しかも貯蔵タンクの中まで見せて頂いたのは初めての経験でとても新鮮で楽しゅうございました。
・・・富士の山ときれいな空気を思い出しつつゆっくりと味あわせて頂きます。・・・」と、とても、嬉しいお葉書を頂戴しました。
改めて、この地が酒造り最良の地と思わずにはいられません。
現在、8本目の大吟醸も佳境を迎え、このような励ましの声を頂きながら、皆様の笑顔を糧に今日も酒造りに邁進しております。 どうぞ、お気軽に蔵元見学にもいらっしゃってください。
また、年に一度の大規模な蔵見こと、「蔵開き」は3月18日です。皆様のご来場を心よりお待ちしております。
さて、明日は、地元柚野小学校の3年生が蔵見に来るぞ、頑張らなくっちゃ!