蔵元便り 柚野の里から

2013年05月

赤いトラクター

初夏を思わせる日射しの中、稲のもみ撒きを行いました。 苗床用のもろ箱に200箱以上大汗をかきながらひと箱ひと箱丁寧に仕上げます。 今年は酒米を含み4種類の米を植えます。その種籾は、まず塩水に漬けます。
この水の中で浮いてきた籾は、不合格。合格した種だけを選んで、種類ごとにネットに入れて、水につけ発芽を待ちます。 発芽の目安は、一〇度の水で十日、十五度の水で一週間と言われていますが、 ウチでは最後にぬるい温水に二日入れたら、程良く発芽しました。


籾まきから一ヶ月が、田植えとなりますが、 これから、毎日、苗床の成長具合を見るのが毎日の楽しみとなります。 特に、土から芽が出揃うまでは、心配で苗床に通います。

畑で苗を育てながら、田んぼでは、田植えの準備を始めます。 その為、今年は真新しいトラクターが納車されました。 今まで使っていたトラクターは、29年も使っている骨董品。
車体は頑丈なのですが、時々エンジンの調子は悪くなるし、 全てレバー制御なので、慣れるまでにしばらくかかり、慣れた頃には田植えは終了。
何せトラクターの出動期間は一年の内、たった二週間なのです。
しかも後ろについているロータリーの部品は既に無い為、 溶接したり、金づちで叩いたりして修理していました。
今回はコンピューター制御付の新しいトラクターです。 コンピューター制御付なので、扱いはものすごく楽で使い易く、 田んぼに傾きがあっても、田んぼを掻く後ろのロータリーは水平を保つ機能が付いていて驚きました。
でも、今ではそれが当たり前だそうです。早速、真っ赤なトラクターが田んぼの中で活躍中!!

 冬の酒造りに続き、春は田植え・夏の間米を育て、秋に収穫。 次々とめぐる季節に、最近大きな喜びを感じるようになってきたのが弊社社長です。 富士錦の近くで真っ赤なトラクターに乗った社長を見かけたら、大きく手を振ってあげてください!