蔵元便り 柚野の里から

2009年04月

侍ジャパン

 日本がWBC連覇の偉業を達成しましたね。嬉しかったですね。イチロー選手が決定打を打った時は!!桜前線の早目の北上と重なって明るい桜色が侍ジャパンの栄光と共に、日本を久しぶりに元気にしてくれています。日差しも明るくなり、心洗われる気持ちの春到来です。

このちょうど十日前に、富士錦の春の恒例行事「柚野村おこし第十三回蔵開き」も、盛況のうちに終了する事ができました。ご来場いただきました皆様、大変ありがとうございました。
前日午前中までの雨も止み、当日は真っ青な空に真っ白い雪をたたえた富士山が、ゆったりと雄大に姿をあらわし、来場していただいた皆様への最高のおもてなしとなりました。
第八回位までは、お天気も四勝四敗と、春の嵐と共に開催する事も多かったのですが、ちょうど、お越しいただく人が一万人を突破するようになった頃からでしょうか。明るい晴天に恵まれるお祭りとなりました。
きっと、お迎えする私共はもとより、お越しいただく皆様も「晴れ」を祈ってくださり、結果、快晴となっているような気がしてなりません。皆様のてるてる坊主に感謝です。

又、蔵開きに寄せて、様々な方からメッセージをいただきました。その中でも、「いつまでも、おいしい日本酒を造り続けて下さい。」と、多くの方から励ましの言葉をいただきました。本当に有難うございます。
日本一の富士山のふもとで酒を醸し、この地を皆様のふるさとと思っていただき、年に一度、楽しい酒を皆様と飲み交せるなら、こんな幸せな蔵はないと感じています。侍ジャパンが持っていた「日本力」に勇気をもらい、これからもよりおいしい酒造りを目指して、酒を醸していきたいと思います。