蔵元便り 柚野の里から

2009年07月

体を温める生活

長い梅雨空のその上にある青空が恋しい今日この頃、富士山に集まる雨雲も今年は最強タッグを組んで、いつにも増して分厚いようです。

今年のような天候の時は、体調も崩しやすいですね。そこで、健康に関する側面から、日本酒を考えてみたいと思います。
ご存じのように、食物には、体を温める作用がある食物と、体を冷やす作用がある食物があります。日本酒は、その中で、体を温める陽性食物となります。
最近、健康関連の本で二〇〇五年から二〇〇六年にかけて五〇万部以上の売上を突破した本が、二冊あるそうです。その中に一冊では、「冷え」こそ万病の原因という考え方を提唱されています。
私たちの体は、36.5℃から37℃の体温で最もよく働くようにできているのですが、最近は36℃前半、中には35℃台という低体温の人が増加中とのこと。あらゆる病気は、「体温低下」によって引き起こされるので、意識的に体を温め、体温を上げることが必要と、その本では言われています。


そこで「体を温める生活」のお供に、富士錦はいかがですか。体を温める陽性食品のひとつ日本酒は、末端の毛細血管を広げ、決行を促す効果が大きいのです。お酒を飲むとポッと顔が赤くなりますよね。あれが血流が活発になっているサインです。
おいしい純米酒を、楽しくゆっくりお飲みいただくと、本当に体も心もジワーとほぐれていくのがわかります。
体にやさしい日本酒で、快適な夏を過ごしましょう。