蔵元便り 柚野の里から

2010年12月

びん底めがねの超美人

今週NHKの人気番組で、酒粕が紹介されました。その翌日には、富士錦にも酒粕の問い合わせがビックリするほど寄せられ、その反響の大きさに私共も驚きました。
伝統の発酵食品の真価を科学的に存分に伝えてくれ、番組内のレシピを知りたい、という声も少なからずありました。もしレシピに、ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
又、現在、蔵の中では新酒の仕込みの真っ最中です。めでたく新酒が搾ったあかつきに、酒粕も誕生します。従いまして、酒粕の発売日は、12月11日となります。
富士錦のおいしい出来たての酒粕は今しばらくお待ち下さい。
それでも、番組ディレクターのひとことがふるっていました。
「なかなか人を寄せ付けない食材…酒粕。自分でも取材するまでは、たとえ売り場に置いてあったとしても目にはとまらない食材でした。しかし、調べてみると「かす」とは大違い。栄養や旨味がたっぷりつまっていたんです。


しかも、最新の研究で酒粕に含まれる成分に驚きの健康効果があることも判明。名前と真価のあまりのギャップにとりこになってしまいました。 びん底メガネをとったら超美人!うそのような本当の話…ぜひ聞いて下さい」
(番組ホームページより)
日本の伝統的な発酵食品は、本当に優秀な食品なんです。東京農業大学の小泉武男先生著作の「食の堕落と日本人」の中でも、大いに取り上げられています。
伝統の発酵食品・漬け物や納豆、味噌・醤油・そして日本酒と酒粕。発酵が織り成すうまみと健康効果は計りしれません。また、日本人と西洋人では、そもそも腸の長さから違うのです。
ですから、食の洋食化はどうしても日本人の体には、やさしくないのです。

体にやさしいおいしい生活を、是非お楽しみ下さい。これから来る新酒の季節。搾りたての旬の酒をみんなで囲む楽しいひととき。しかも、体に優しいです。
極上の時間を富士錦の新酒でお過ごし下さい。